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こんにちは。なかあつです。

今回は野鳥撮影のために購入したSONY純正の望遠ズームレンズのSEL100400GMを1ヶ月ほど使用したので使用感についてレビューしていきます。

購入理由

まずレンズを買った理由についてですが、

  1. 今より良い性能の望遠レンズをそのうち買いそう
  2. 値上げがエグい

の2つがありました。

1つ目について、今まではAPS-C用望遠レンズのSEL70350Gを使って野鳥撮影をしていました。このレンズは望遠レンズとしてはかなり取り回しやすいサイズをしており、ある程度近くに来る鳥ならかなり解像度高く撮影できる良いレンズでした。

SEL70350Gをα6700に接続した状態。片手でラクラク運用できる
SEL70350Gで撮影したインコ。羽毛もバチバチ写っていて良い。

ただ、被写体までの距離が遠いとなかなかきちんと撮影するのが難しかったです。野鳥相手なので撮影する距離が一定でなく人間との距離感が基本的に遠めなこともあり、きっちり撮影できないシーンが多々ありました。

ちょっと遠目の距離で撮ったカワセミ。カワセミ自体の解像感が少し弱い

また焦点距離を延ばせるテレコンバーターがAPS-C用レンズだと使用できないのもレンズ乗り換えをしたい理由の一つでした。野鳥撮影をしていると焦点距離を稼ぐのが大正義なので、こちらも利用したいです。まだ購入していませんが近い内にこれもお迎えしそう…

2つ目の値上げについてですが、2024年8月1日からソニー製品の値上げが発表されていまして、今回紹介するSEL100400GMも値上げ対象に含まれていました。値上げ幅としては6万ほど上がるとのことだったので、現状で買い替えたい理由があるものが6万も値上げしちゃうのか…となり今買っておかないと後悔しそうだなと思い購入を決意しました。

他の選択肢としてSEL200600Gもありましたが、レンズ単体で2kgを超えていて「これを持ち歩いて撮影する気がしないな…」となりギリギリ持ち歩くのに耐えられそうな重量のSEL100400GM(1.39kg)に落ち着きました。

外観チェック

それではレビューに移っていきます。まずは実物の外観から。

SEL100400GM
収納状態を手で持った状態。割とずっしり

手持ち撮影の場合、ダイヤル部を片手で持ってカメラ本体をもう片手で持つ感じ。「手持ち撮影」としてギリギリ許せるサイズ感だと思います。
重量が本体のみで約1.3kgで、流石に重量を感じるけども持ち歩けないことはない重量感でした。散歩の野鳥撮影で使う上限の重量だと感じました。軽ければ軽いほどうれしい

フードつけてカメラ(α6700)に取り付けた状態。さすがにサイズが物々しくなっている
フード外してカメラに取り付けた状態。持ち運びやすいので結構この状態で運用している

ズームレンズなのでダイアルを回して伸縮させることで倍率を変えることができます。最小・最大での見た目を載せておきます。

ながーい

レンズ横には切り替えスイッチが4つついています。

  1. AF/MF切り替え
  2. AF範囲の切り替え。基本的に遠くのものを撮るので→にセットしています。AF速度が速くなります。少し近くのものを撮りたいときは←に。
  3. レンズ手ぶれ補正のON/OFF
  4. 手ぶれ補正方式切り替え。激しく動く被写体の場合は右に。

AF範囲切り替えが思ったより便利です。AF速度がだいぶ変わるのでタイミングが大事な野鳥撮影で特に役立っています。

三脚座はもともとついているのを外してFalcom F38を装着

三脚座にはFalcom F38をつけています。こちらは別記事で紹介します。また手持ちギリギリ重量感なのもありショルダーストラップが細いものだと肩が痛くなってしまったので、こちらも新たに購入したものを別記事で紹介予定です。

SEL70350Gとの撮影比較

買い替えた理由である、もともと持っていた望遠レンズのSEL70350Gとの比較を行います。撮影タイミングが異なるため完全な比較にはなりませんが、同じ被写体でどのように映り方が変わるのか参考になると嬉しいです。

オオバン

SEL70350G

SEL100400GM

カワセミ

SEL70350G

SEL100400GM

カイツブリ

SEL70350G

SEL100400GM

リス

SEL70350G

SEL100400GM

比較した感想としては、より微細な描画ができるようになり、光の具合がより全体的に入るようになりしっかりした映し方ができるようになったと思います。

写真に高級感を感じられるようになりました。たのしい。

撮影例

その他このレンズで撮影した写真を載せます。

望遠レンズが活躍する動物園で撮影したフェネック。美人さんや
樹上のオナガの群れ
樹上のインコたち。葉っぱや鳥どちらも細かく撮影できている
手元の草に止まっていたイナゴ。比較的近くの被写体もちゃんと撮れます。

まとめ

100400GMを買っての感想は、「もともとの望遠レンズよりも余裕のある描写になった」「やはり野鳥撮影をするなら距離を稼ぐのが正義」「散歩で使う望遠レンズとして上限のサイズ・重量」です。

首からストラップでカメラを下げての散歩で野鳥撮影が一番多い撮影スタイルなので、その条件をクリアしつつよりよい写真を撮るのが目的でしたがそれにバッチリ合ったレンズでした。

そのようなスタイルを目指している方にはとてもオススメなレンズです。