ペット

こんにちは。なかあつです。
今回はクレステッドゲッコー飼育時に与える餌について、今まで自分が与えてきた餌の使い勝手や食いつきなどの使用感をそれぞれレビューしていきます。

クレステッドゲッコーとは

壁をちょろちょろ這うクレステッドゲッコー。かわいい

クレステッドゲッコーとは、樹上性のヤモリで爬虫類の中では比較的飼育しやすいいきものになります。

大きさが最大で20cm程度(尻尾が3~4割の長さなので本体でいうと手乗りサイズ)とかわいいサイズで、飼育温度が約25度と人の居住環境に比較的近く管理が結構しやすい爬虫類です。湿度管理や飼育環境の構築など気をつける点は多々ありますが、大規模なケージや温室が必須ではないため比較的飼えるハードルの低いいきものです。

クレスの餌

そんなクレステッドゲッコー(以降クレス)を現在2匹飼育しています。個体によって好みがあり、食べてくれない餌は全く食べない子もいると聞いていたのでお迎えした子の好みを知るべく色々と食べさせてきました。

※大前提としてペットを飼うには飼っている子の好みに合わせて餌を用意して与える必要があります。生きているコオロギといった虫を与えるのが無理な方もよくいると思いますが、そういった方は爬虫類を飼育するのはお互いのためにならないのでやめたほうがよいかと思います。

与えていた餌のおすすめ具合や与え方についてそれぞれ解説していきます。

1. 冷凍コオロギ

おすすめ度: ★★★★★

メインであげている餌がこちらの冷凍コオロギです。飼っている子が2匹とも元々ショップで冷凍コオロギを与えられていたのもありとても食いつきが良くしっかり食べてくれます。

冷凍コオロギを手の上で食べるクレステッドゲッコー。とてもかわいい

食いつきの良さ、保存のしやすさ、タンパク質・水分摂取ができる点がおすすめポイントです。

届いた袋ごと小さい発泡スチロール箱に入れて冷凍庫で保存し、随時必要な匹数を解凍して与えています。匹数で与える量を調整できるので太り過ぎないようにコントロールしやすいです。

餌やり手順

  1. MLサイズの冷凍コオロギを金属の皿に移して解凍
  2. コオロギの腹を触って冷たくないのを確認
  3. ピンセットで頭を潰す
  4. ピンセットで持ったままカルシウム粉をつけ、軽く粉を落としてクレスの目の前に持っていって与える

与えるときに結構ガッと食いついてくるので、怪我をしないように竹製の GEX エキゾテラ セーフティピンセットを使っています。

また、日光を浴びせないため不足する栄養素であるカルシウム+ビタミンDを与えることが必須です。そのため以下のようなカルシウム粉をコオロギにつけて与えています。

2. クレスゾル

おすすめ度: ★★☆☆☆

次に与えてみたのがクレスゾルです。マンゴーやミルワームをベースとしたペースト状の餌となっており、クレスは雑食性のため、コオロギのみでは栄養が偏ってしまうかな?と思い果実原料も含むこちらの餌を与えてみました。

キャップ付きパウチで冷蔵保存ができる、絞って出すだけで準備ができるので非常に楽、虫の原型がないので人間の餌への抵抗が薄いといった点がおすすめポイントです。

ただあまり食いつきが良くなかったのと、量に対して冷蔵保存の期間が1ヶ月と使い切りにくかったのがあり現在は使っていません。なんだかんだ皿やスプーンが必要で洗うものも多くなるので手軽感も思ったほどなく。

餌やり手順

  1. キャップを外して与える量を皿に移す
  2. 温度が常温になったらスプーンですくって与える

スプーンでもガッと食いついてくることもあるので、安全のために木製スプーンで与えています。

3. レパシー

おすすめ度: ★★★★☆

クレスゾルが思ったより食いつきが悪かったので、評判の良い人工餌であるレパシーを与えてみました。こちらはクレスゾルと比べてかなり食いつきがよく、コオロギをメインとしつつ果実系も与える目的で時々こちらを与えています。ペロペロと舌で舐めながら食べてくれるのがとてもかわいいです。

バナナのレパシーは粉状となっており、水に混ぜて溶かすことでペースト状にして与えます。(ゲル状のものもあるみたいです)
皿で1:1くらいの比率で水と混ぜ、固めだとちょっと食べづらそうなので食べ具合を見ながらちょっと水っぽくなるくらいまで水を追加してシャバシャバ具合を調整して与えています。

常温で比較的長期保存ができる、飼っている子の食べやすいペースト感・量に調整できる、食いつきがよい点がおすすめポイントです。冷蔵庫や冷凍庫までいかなくても準備ができるので楽です。

餌やり手順

  1. 皿にレパシー、水を入れてスプーンで混ぜる
  2. クレスの食べやすいペースト感に調整し、スプーンで与える
スプーンからペロペロと舐め取って食べている図。あげ始めは興奮してガッついてきがち

またレパシーは多くの種類が出ているので果実系の多いものや動物性タンパク質が多いものなど、与えたい栄養や食いつきを色々試せるのも良い点です。

4. 生きコオロギ

おすすめ度: ★★☆☆☆

これまで生きていないあげやすい餌を与えていましたが、生き餌だと食いつきが変わるのか気になりペットショップでヨーロッパイエコオロギを購入し与えてみました。
食いつきは悪くありませんでしたが、冷凍コオロギやレパシーほどではなかったです。

また生きているということで出てくる気になる点も多く、

  1. 飼育する容器が必要
  2. 餌が必要(キャベツ等の野菜)
  3. 鳴き声がする
  4. 大きくなるとクレスが食べなくなることもあるので管理が必要
  5. 生きコオロギ独特の匂いがする

とクレスを飼っているのかコオロギを飼っているのかわからなくなってきます。ただうまく管理できれば増やすことができるので、餌を継続的に確保することができます。

餌やり手順

  1. ピンセットでコオロギを捕まえる(動くので大変)
  2. 捕まえたコオロギの頭を別のピンセットで潰す(大変)
  3. カルシウム粉をつける
  4. ピンセットで与える

最初は頭を潰さずに与えていましたが、食べられず逃げた個体がケージ内でずっと生き延びていたり室内でたまに見かけたりしたため締めてから与えるほうが良さそうでした。

まとめ

与えやすさ、栄養面を考慮して現在は冷凍コオロギメイン+レパシーを時々のバランスであげるのに落ち着きました。

飼育している子の好みによって食いつきは変わってくると思いますが飼育される方の参考になればうれしいです。